サカナクション最新アルバム『834.194』隠された意味・由来とは?
6月19日(水)にリリースされたサカナクションの最新アルバム『834.194』。
実に2013年の『sakanaction』以来となる6年ぶりのオリジナルアルバムです。
今回の記事は、一見不思議なアルバム名『834.194』の由来や、2枚のアルバム名の意味を探り、サカナクションのアルバム名に隠されたコンセプトを探っていきます。
サカナクション新アルバム『834.194』の収録曲とは?
今回のアルバムは2枚組の全18曲から構成されています。
「新宝島」や「多分、風。」、「さよならはエモーション」などサカナクションの既存の代表曲から、「ナイロンの糸」(カロリーメイト「考えつづける人」篇 TVCMソング)、「忘れられないの」)♬SoftBank music project テレビCM「速度制限マン」篇 CMソング)、「ワンダーランド」(TBSテレビ「NEWS23」オープニングテーマ)といった最新曲も収録されています。
【DISC-1 35 38 52 9000 / 139 41 39 3000】
1. 忘れられないの
2. マッチとピーナッツ
3. 陽炎
4. 多分、風。
5. 新宝島
6. モス
7. 「聴きたかったダンスミュージック、リキッドルームに」
8. ユリイカ (Shotaro Aoyama Remix)
9. セプテンバー -東京 version-
【DISC-2 43 03 18 9000 / 141 19 17 5000】
1. グッドバイ
2. 蓮の花
3. ユリイカ
4. ナイロンの糸
5. 茶柱
6. ワンダーランド
7. さよならはエモーション
8. 834.194
9. セプテンバー -札幌 version-
『834.194』2枚のディスク名である『35 38 52 9000/139 41 39 3000』と『43 03 18 9000 /141 19 17 5000』の意味は?
実は『834.194』の謎を紐解くためには、先にディスク名の意味を考える必要があります。
といのも、サカナクションの最新アルバム『834.194』は【DISC-1 35 38 52 9000 / 139 41 39 3000】と【DISC-2 43 03 18 9000 / 141 19 17 5000】の2つのアルバムに構成されています。
なんだか数字が多くてちょっと抵抗感を感じる方もいるかもしれません。
実はこのディスク名になっている数字は緯度と経度を表しており、すなわちある1点の場所を数字で表現しているのです。
それでは2つのディスク名から表す地点を探ってみましょう。
【DISC-1 35 38 52 9000 / 139 41 39 3000】の由来は?
1枚目のアルバム名が表す緯度と経度は、札幌市円山にあった「Studio Bepop」 という音楽練習スタジオを指しています!
というのも、サカナクションの1stアルバム『GO TO THE FUTURE』や2ndアルバム『NIGHT FISHING』を制作した場所がこの「Studio Bepop」なのです。
すなわち、1枚目のアルバム名はサカナクションの原点を表しているのですね。
(といっても現在はこの場所はスタジオではなくなってしまいました。聖地巡礼で行っても跡形がないのは少し残念ですね…)
【DISC-2 43 03 18 9000 / 141 19 17 5000】の由来は?
2枚目のアルバム名が表す緯度と経度は、東京都目黒区にある「青葉台スタジオ」というレコーディングスタジオを指しています!
1枚目のディスク名がサカナクションのスタートとなった北海道のスタジオを表しているのに対し、2枚目のディスク名は現在サカナクションが使っているレコーディングスタジオを表しているのですね。
サカナクション新アルバム『834.194』の由来とは?
この『834.194』の数字の意味はアルバム名が発表された頃からサカナクションファン(魚民)の中でも話題になっていました。
サカナクションのボーカルである山口一郎さんも、以下のように語っていたため、更にそれがファンの考察を後押ししたと言えます。
「この数字の意味は、この後のアリーナツアーや特設サイトで明確になっていくと思う」「きっとこの数字が何のことなのかを理解できた時に、アルバムのテーマを理解していただけるのかなと思っています」
ーサカナクションボーカル山口一郎よりー
それでは『834.194』の由来は何なのでしょうか。
実は先ほど説明したディスク名の由来となる東京と北海道の2つのレコーディングスタジオの直線距離(km)を指している、といのが最有力な情報です。
1枚目のアルバム名が指すサカナクションの起源となった「Studio Bepop」と、2枚目のアルバム名が指す現在のサカナクションの活動場所である「青葉台スタジオ」を地図上で結んだ直線距離が、なんとぴったり834.194kmなのです!
他にも北海道と東京にあるライブ会場の距離や、小樽と東京を結んだ距離など様々な憶測が飛んでいますが、ディスク名の由来と最も繋がるレコーディングスタジオ同士の距離が最有力と言えるでしょう。
何れにしてもこの『834.194』というアルバムは、
北海道と東京すなわち、サカナクションの過去と現在を繋ぐアルバムであることは間違いありません。
実は店頭で『834.194』を購入した人に向けオリジナルレシートが貰えるのですが、レシートも北海道と東京を繋いでるようなデザインになっています。
さらに深い「過去」を知るために、サカナクションの前身バンド、ダッチマンについて知りたい方はこちらの記事をご覧ください!
終わりに
実は『834.194』アルバム名だけではなく収録曲のセレクトや順番にもこだわって作られており、そこから更に深いサカナクションの意図が見えてくるのです。
その中の1曲『忘れられないの』についてはこちらの記事をご覧ください!
是非楽天にて『834.194』購入してみてください!